ニュース

BMW×NOMON コラボレーションイベント開催
「挑戦し続けるすべての人へ〝ALWAYS BE A CHALLENGER〟PRODUCTIVE LIFE EVENT2021」レポート

投稿日:2022.04.05  |  更新日:2022.04.05

〝プロダクティブ・ライフ〟を歩もうとする人々へ向けたスペシャルな2日間

〝技術〟〝伝統/ブランド〟〝品質〟をテーマに、人生100年時代と言われる今、前向きな人生を生きるために挑戦するすべての人の未来に向けた〝プロダクティブ・ライフ〟を提案するイベント「挑戦し続けるすべての人へ〝ALWAYS BE A CHALLENGER〟PRODUCTIVE LIFE EVENT2021」が、12月11日(土)、12日(日)に行われた。二日間のうち、12日の模様をレポートする。

健康と未来を考えた人生に寄り添う製品&サービスを展示

会場は、BMW GROUP Tokyo Bay。会場に置かれたBMW iXシリーズがひときわ大きな存在感を放つ。iXシリーズは、再生可能エネルギー工場で生産される、環境に配慮した未来型の電気自動車。シートの素材はオリーブの葉の抽出液でなめしており、フロアマットにも原料の100%が廃棄物のエコニールを使うなど、サスティナビリティへのさまざまな取り組みが見てとれる。エコニールとは、石油由来の通常のナイロンに比べ、CO2排出量を最大90%削減できるリサイクル素材だ。

電気自動車で気になるのは、満充電して走行できる距離だ。最新テクノロジーで効率性を追求したTHE iXは、わずか10分で約95㎞まで走れる電力を再充電できる。車内は、広々としたラウンジのようなくつろぎ空間になっている。リアシートのパットを斜めにデザインすることで、端と端に座った人が自然に向き合うようにデザインするなど、ディテールにこだわっている。サスティナビリティとラグジュアリー感を併せ持った、輝かしい未来への加速を予感させる一台となっている。

NOMONのブースでは、エネルギー産出に欠かせない体内物質「NMN」を高純度で配合したサプリメント「NADaltus(R)」や、国産の本わさびから抽出した希少な健康成分「わさびスルフォラファン」を含有した「WASAbis(R)」、玄米の7倍もの食物繊維に加え、ビタミンやミネラルも豊富なスーパーフード「THE BARLEY」を展示・販売。

「NADaltus(R)」は1粒に125㎎ものNMNを配合した最先端サプリメント。100年を越える歴史を持つ帝人のヘルスケア事業から生まれたNOMONが、原料調達から最終工程まで国内で徹底管理・製造していることは、健やかに生きようと願う未来志向の消費者に、これ以上ない安心感をもたらす。

機能性表示食品「WASAbis(R)」に含まれている「わさびスルファラファン」は、本わさびの根茎から辛み成分を取り除いた健康成分。この希少な成分は、情報を正確に処理する判断力や注意力を向上させる機能があることが報告されており、超高齢化社会を迎えた今こそ必要とされる商品といえるだろう。

この「THE BARLEY」は、健康寿命を脅かす要因の第一位である全粒穀物不足を解消するポテンシャルを持っている。健康食品にありがちな派手なパッケージではなく、キッチンにそのまま置きたくなるシンプルなパッケージデザインも、ラグジュアリーなライフスタイルを送る来客層にフィットするものだろう。

人生100年時代のウェルビーイングを考えた製品について熱心に尋ねる来場者の姿が多く見られ、健康への関心の高さをうかがわせた。来客者の熱意に対して、NOMONスタッフが、論文などに基づく科学的エビデンスをわかりやすくまとめたパネルを用いながら、丁寧に商品を説明する様子も印象的だった。

伝統と格式ある百貨店・三越伊勢丹のブースでは、ふるさと納税の申し込みを受け付けた。返礼品は、百貨店の目利きバイヤーがセレクト。百貨店の強みである対面で行えるため、「やってみたかったけど、始め方がわからなかった」「自分でやるのは不安だった」という方々に好評だった。また、ジュエリー・ウォッチのブースでは、担当バイヤーが編集に携わったカタログやショッピングサービスアプリを紹介。国内外の一流ブランドのアクセサリーや時計は、人生を美しく輝かせ、華やかに彩りを添えてくれるに違いない。

さらに、3D足型測定機で足幅や甲の高さ、土踏まずの状態などを測定してもらえるサービス「YourFIT365」の体験コーナーも。測定結果をアプリに登録し、店舗やオンラインショップで自分の足にあった靴をスムースに選べるサービスも提案された。足の状態を正しく知り、フィットする靴を選ぶことは、自らの未来を切り拓く土台となる健康にとって欠かせないアクションだろう。

チャレンジャーであろうとする人の背中を押す講演イベント

会場では、さまざまな催しが行われたが、12日のスタートを飾ったのは、「THE BARLEY」を使ったレシピの試食。料理を作ってくれたのは、東急プラザ銀座10Fのレストラン〝L’ATELIER et Brasserie ATOM Milano〟のシェフで、自身も「THE BARLEY」の豊富な栄養素に魅力を感じているという元山雅照氏。

一品目は「THE BARLEY」をほうれん草とケールのリゾットに仕上げた。パルメザンチーズのコクが味わいを広げ、「THE BARLEY」のプチプチとした食感が楽しい。もう一品は、水で炊き上げた「THE BARLEY」に、マギーの無添加ブイヨンを合わせてミキサーにかけたソースでいただく鶏肉のコンフィ。このソースはサラダにも合い、「THE BARLEY」をめんつゆに加えて、そばのつけダレにするのもいいと、さまざまなアイデアを伝授してくれた。「大麦というと、食物繊維が豊富で非常に栄養面に優れた食材ですが、ご飯に混ぜて炊く食べ方くらいしか知られていないのがもったいないのです。健康にいい食材をいかに簡単においしく食べられるかを提案するのが、我々、料理人の仕事。『THE BARLEY』には、バリエーションの可能性を感じます」(シェフ:元山氏)。

アンケートに答えた方には、「THE BARLEY」の製品、「THE BARLEY」を使ったシュトレン、マギーの無添加ブイヨンのセットがプレゼントされた。

続いて、書道家・武田双雲氏による講演&書のパフォーマンスが行われたのだが、急遽、座席を増やしたほど大盛況だった。講演のテーマは、「挑戦を続けるすべての人へ~人生をワクワク楽しむということ~」。武田氏は、日々、小さな挑戦をしているという。たとえば、イベント前の食べ物を選ぶ時。レーズンサンド、ブルーベリーサンド、クランベリーサンドから、今まで食べたことのないクランベリーサンドを選択したと明かす。オンライン英会話でも、普段のレッスンとは違うタイプの講師をあえて選び、英会話力をブラッシュアップさせているそうだ。

「チャレンジには、失敗がつきもの」だとも話す。

「子どもの頃から『失敗するなと』言われ続け、だんだんと失敗しないほうを選ぶようになってしまう。でも、〝失敗は成功のもと〟と古今東西の人たちが言っているように、失敗しないと成功できないんです」。

日常的に小さな挑戦をして、そのたびに子どものようにワクワクする。そんな積み重ねが、やがて大きな挑戦に挑む勇気や自信につながるというメッセージには、誰しもが今すぐチャレンジャーになれるという希望が感じられた。

この日、書のパフォーマンスで選んだ文字は、テーマでもある「挑戦」。子どもに筆をとらせたり足で書いたり。「こんなことする書道家いないですよ」と笑いながら、即興で絵を入れ込むなど、一筆一筆がとにかく自由。形にとらわれない「挑戦」という二文字が、日常や今の自分を変えるチャレンジに向かおうとする来場者の背中を、力強く押す。

NOMON代表取締役CEOで、研究者としての顔も持つ山名慶による講演「老化研究の最先端と私たちの日常」では、最先端の老化研究の現在地を分かりやすいたとえを交えながら解説。

「老化細胞は、腐ったみかんと同じように、悪さをする細胞がぽつんぽつんと出てくると、臓器全体の機能が低下しますが、少ない段階で取り除くと若返ると言われています」といった具合だ。「老化は20代からはじまる」「老化のスピードは個人で異なり、その差は0.4歳から2.4歳もの差がある」というポイントは、あらゆる年代の来場者に老化を自分ごとにさせるインパクトがあった。

つまり、若い時から老化度はチェックする必要があるというのだ。これまでの研究で、34歳、60歳、78歳に老化にとって大きな変化が起こる重要な年齢であることが判明している。これらの年齢を「新厄年」として覚えておくといいという提案もなされた。では、「人生の時間を、自分でデザインする時間にするためには何をするべきなのか」。この問いに対して、答えは非常にシンプル。「ちゃんとお腹を空かせて食べ、動き、しっかり寝るという食、運動、睡眠の3点セットなのです」。

講演のラストを飾ったのは、トライアスロンコーチ・TRIMING代表主宰・中村美穂氏による「〝トライアスロン〟にハマる、強く美しい女達~BMWオーナーとオトナアスリート~」。中村氏は、競泳選手としてインターハイやジュニアオリンピックで優勝経験を持つ。世界のレベルを目の当たりにして22歳で引退。東証一部上場のガス会社に総合職として入社したが、病気を経験。「心はアスリートなのに、人生で初めて運動をしない時間を過ごし、バランスを保てなくなりました」。退社後、トライアスロンのスイムを教えるコーチと審判になる。競技者に近い伴走者になりたいと、自身もトライアスロンにチャレンジ。「トライアスロンで順応性を高められれば、弱い自分に戻ることはないと感じました」。

講演では、トライアスロン競技者でコーチという立場で、トライアスロンにハマる大人に共通して見られる7つのポイントを挙げた。その中からいくつか抜粋しよう。

まず〝できないことは伸びしろと考える〟。「大人になると、できないことに蓋をして開けないようにしがちですが、トライアスロンをやろうする人は『泳げるようになれば自分の世界が広がる』と考えます」。また〝成功自慢より失敗自慢〟というのも大いに参考になる。「トライ&エラーを繰り返し、失敗しても笑い飛ばせるマインドがあり、失敗をプラス思考に変えて人生を楽しんでいます」。〝強い人はよく笑い、強い人は優しい〟というのは、トライアスロンというタフなスポーツによって得た強さによって、自分の中に余裕が生まれ、視野が広がり、周りの人にも明るく優しく接することができるというものだ。「私の夢は、強くなり続けたい。誰かの夢も担えるくらい強くなりたい。これが、私のプライドで、仕事のモチベーション。圧倒的に強く、優しい人間になれると信じています」。

健康食材の可能性を広げてくれたシェフ。独自の感性と失敗を恐れない強い心で、既存の価値観を変える書道家。人生100年時代の大きなテーマ〝老化〟に取り組む研究者。「強い自分、人に優しい自分」を目指し、進化し続けるトライアスロンコーチ。それぞれの立場から、前向きな人生〝プロダクティブ・ライフ〟を歩もうとする人々に、有益なヒントが得られるイベントプログラムとなった。